2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

教憲前文の検討その3 見える教会としての「聖なる公同教会」が志すもの

教憲前文の第2項 見える「聖なる公同教会」が志すもの この教会は見えない教会として存在するとともに、また見える教会として現存し、主イエス・キリストをその隅の首石(おやいし)とし、使徒と預言者との基の上に建てられ、代々8(よよ)主の恩寵(ちょ…

教憲前文の検討その2 「聖なる公同教会」の定義と、それが志すもの

教憲前文の第1項 (「聖なる公同教会」の定義)の確認 神は万国万民のうちからキリストに在って聖意(みこころ)に適う者等を召して、これを聖別し、恩寵(ちょう)と真理とをあらわして、聖霊による交わりに与らしめたもう。これがすなわち聖なる公同教会…

教憲前文の検討その1 「 前文とはなんだろうか!」

日本基督教団の教憲の前文は、以下の3段落によって構成されています。そこには公同教会とは何であるか。見える教会として現存する教会の志すものは何であるか。日本基督教団がどのように成立したかが説明され宣言されています。『先例集5』によると、19…

過去の常任常議員会の大きな間違いに思う。

「教規違反の教会規則」の存在は赦されるのか すでに私はこのブログで、現行の「○○教会」規則(準則)は、教規第86条の規定を無視して作られたもので、それに単純に従ってた作られた個別教会規則は、たとえ教区で承認され、教団総会議長の同意を得ていても…

第36総会期第2回常議員会報告より 「常任常議員会」の設置に思う

教団新報 第4680・81合併号に記載された、第36総会期第2回常議員会報告は、1976年に戸田伊助教団議長・小野一郎副議長の第19回教団総会以降、長い間その設置を見合わせてきた「常任常議員会」の設置を報じています。 教規37条「常任常議員会」とは 教規第…

まず、教憲の制定と改定の履歴について検討します。

長い夏休みをしてしまいました。涼しくなってきたので、またがんばります。 教憲の逐条解説の最初に、前文からと準備をしてきましたがその前に、制定と改定の履歴をチェックして見ましょう。 教憲の制定・改定履歴を「先例集」などでチェックして見ましょう…